部下への接し方

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   「ほんっとセンスねーな”!」

 

 

数年前に職場の先輩によく言われていた言葉です。

 

僕は製造業の仕事に就いています。

 

仕事内容も体力がないとこなせないことが多いです。

仕事柄か学生時代に部活に入っていた人が多く(僕も学生の頃は野球部でした)体育会系と言われる人が大半です。

 

なので全員が全員じゃないですが、上下関係に厳しくめちゃくちゃ圧をかけてくる人もいます。

世間一般で言うパワハラも日常茶飯事でした。

 

僕の職場の先輩も厳しい人でした。

ただ社会人として悪いところを正すために厳しくするのは間違ってないと思います。

しかし僕の先輩は怒りをぶつけてくるタイプで、僕がミスをすると叱るのではなく怒っていました。

 

そんな先輩の元で日々働いていた僕も今では部下を持つようになりました。

 

部下を持ち始めた頃は、部下がミスをするとイライラして強く当たることも多々ありました。

 

しかし

「これでは先輩と同じじゃないか!自分が嫌な思いをしたのに部下に同じ思いをさせていいわけがない!」

そう思い自分の言動を正すようにしました。

 

それでも時々「自分は厳しい環境で頑張ってきたのに、部下達は恵まれているのに頑張りが足りない!」なんて勝手な思いが心の中にあることに気づく時があります。

 

この前Twitterでも自分と同じ経験を部下にさせないと気が済まないオジサンがいて、それはおかしいという呟きを見ました。

 

時代はだんだん変わってきてます。

昔の考えでは何事もうまくいかなくなるでしょう。

部下がミスをした時に部下の気持ちを考え、一緒になって問題解決を行えるか。

部下がミスをした時に具体的に何が良くなかったか、このミスをするとどうなるかをきちんと説明できるか。

部下が成長した時にきちんと褒めることができるか。

 

僕も理想の上司になれるよう日々考えながら過ごしていきたいですね。

 

 

ちなみに先輩は性格は良くないですが仕事の知識は豊富で沢山お世話になりました。

今の僕があるのは間違いなく先輩がいたからであり感謝しています。

 

そして僕が良い上司になれるよう読んだ本の中で特におすすめしたいのは岸見一郎さんの「嫌われる勇気」です。

沢山の方に読まれている本ですが、まだ読んでいない方はぜひ一読を。