プロテインのデメリット「おならの臭い」を抑えたい!腸内環境の話

プロテインのデメリット「おならの臭い」を抑えたい!腸内環境の話

どーも!がり屋です。

ひと昔前まではあまり一般的ではなかったプロテインですが、今では美味しく飲みやすいプロテインも増え、普段から飲む人も多くなってきましたね。

手軽にタンパク質を補給でき、健康に良い効果をもたらしてくれるプロテインですが、デメリットもあります。

そのデメリットとは、、、

そう、おならが臭くなることです!

そんなプロテインのデメリットを最小限に抑えるべく、今回は腸内環境について僕が調べたことを書いていきます。

この記事では

・おならが臭くなる仕組みと対策
・腸内環境を整える方法

について解説していきます。

プロテインを飲んでいて、おならの臭いが気になる方に読んでいただければと思います。

プロテインを飲むとおならが臭くなる理由

プロテインを飲むとおならが臭くなる人が多くいます。

その理由は腸内でタンパク質を分解する際に、悪臭の素になる物質が発生してしまうからなんです。

詳しく解説すると、タンパク質を分解するといろいろな種類のアミノ酸になります。

そのアミノ酸をさらに分解する際に吉草酸などの酸が発生し、その酸によっておならの臭いがきつくなるという仕組みなんです。

さらに、タンパク質が悪玉菌のエサとなり腸内で悪玉菌が増えると、アンモニアなどの臭いの素が発生しやすくなってしまいます。

おならの臭いを抑えるには

上記の原因からおならの臭いを最小限に抑えるための対策案としては

1.臭いの原因である酸の発生を抑える

2.悪玉菌の数を減らす

の2つが考えられます。

しかし、1つ目の対策案である「腸内の酸の発生を抑える」は体内の必要な働きによって発生することなので、対策を行うことは現実的ではありません。

むしろ吉草酸は短鎖脂肪酸の一種であり、腸内に良い影響を与えるものとされています。

実際、酸による臭いの影響がどのくらいなのか分かりませんし、そう考えると2つ目の対策案である「悪玉菌の数を減らす」の一択になります。

悪玉菌を減らせ! 

悪玉菌を減らすには腸内環境を整えることが大切ということはよく聞きますよね。

では腸内環境を整えるにはどうしたら良いのか、その方法を2つご紹介します。

・食物繊維や発酵食品の摂取量を増やす

・ストレスを溜めない

この2つは、腸に関する書籍を数冊読んだ中で全ての書籍で共通して提唱していた方法です。

2つの方法をそれぞれ解説していきます。

食物繊維や発酵食品の摂取量を増やす

まずは食物繊維についてですが、食物繊維が豊富な食べ物といえばキャベツなどの野菜を思い浮かべますよね。

(レタスも食物繊維の代名詞のようなイメージがありますが、100g中1.1gと意外に少なく、ブロッコリーの方が100g中4.4gと食物繊維が多く含まれているのです。)

他にも食物繊維を多く含む食べ物はたくさんあるんですが、食物繊維には種類があり、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があります。

不溶性食物繊維はその名の通り水に解けない食物繊維です。

水を吸収し膨れることで便のカサを増やし、腸の動きを刺激します。

水溶性食物繊維水に溶けやすい食物繊維で、便を柔らかくします。

ごぼうなどの野菜は基本的に不溶性食物繊維が多く含まれており、海藻などには水溶性食物繊維が多く含まれています。

食物繊維を多く摂るとしても、不溶性と水溶性をバランス良く摂取することが大切です。

発酵食品といえば、キムチや納豆、ヨーグルトなどですね。

なぜ、発酵食品が腸内環境を整える効果があるのか簡単にご説明します。

食品を発酵させるためには細菌が必要です。

いろいろな細菌の働きによって食品が発酵するのですが、その細菌の中にお馴染みの「乳酸菌」が含まれているんです。

発酵食品(善玉菌が住み着いている食品)を食べることで腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えるというわけです。

発酵食品の注意点

しかし皆さん、注意が必要です。

発酵食品かと思っていたけれど、発酵食品じゃない場合があります。

以前、腸に関する本を読んでからキムチを積極的に食べるようにしていたのですが、

僕が食べていたキムチがなんと、発酵されていないキムチだったんです。

それまで市販されているキムチは全て発酵しているものだと思っていたのですが、中には発酵させずに浅漬けしただけのものも多く売られているんです。

今まで辛いのを我慢して頑張って食べていたのは何だったのか、、、

発酵しているキムチとそうでないキムチを見分けるには、商品に「発酵」と記載されているか、「韓国直輸入」と書かれたマークがついているかを確認してください。

発酵食品の中にも発酵していない商品があるなんて驚きですね。

ストレスを溜めない

 腸内環境を整えるためには、ストレスを溜めないことも大切です。

腸は第二の脳と言われており、脳との繋がりがあります。

ストレスがかかる状況にいるとお腹が緩くなるなんて話をよく聞きますよね。

過剰なストレスがかかると腸の動きが活発になったり、腸内の善玉菌が減り悪玉菌が優勢になり腸内環境に悪影響を与えます。

下記の学術記事によりますと、ストレスで腸内細菌の割合が変化するのはもちろん、その人が元々持っている腸内細菌の割合によってストレスを受けた時の神経反応も変化するようです。

www.jstage.jst.go.jp

ニワトリが先か卵が先か問題とは少し違いますが、腸内環境が良くなりストレスを受ける度合いが減るのが先かストレス緩和によって腸内環境が改善されるのが先か、みたいな感じですね。

ストレスのない環境で過ごすことがベストですが、どうしてもストレスを感じてしまう状況は誰にでもあると思うので、自分なりにストレス防止策や発散法を見つけだし、ストレスを溜め込まないようにしたいところです。

まとめ

今回解説したことをまとめると、

プロテインを飲むとおならが臭くなる要因としては

・腸内でアミノ酸を分解する際に吉草酸などの酸によって臭いがきつくなる

→これは生理現象なのでどうしようもない

・悪玉菌が増えることによってアンモニアなどの臭いの素が発生しやすくなる

→これは改善できることなので、対策したいところ

おならの臭いを抑えるには、腸内環境を整え、悪玉菌の数を少なくすることが大切である。

腸内環境を整えるには

・不溶性食物繊維と水溶生食物繊維をバランス良く摂取量を増やし、本当に発酵している発酵食品の摂取量も増やす

・腸と脳は同調するためストレスを溜めない

ことが大切である。

腸内環境を整えることで、プロテインのデメリットであるおならの臭いも和らぎ、更に栄養もしっかりと吸収してくれるので一石二鳥ですね。

みなさんも腸から元気に過ごしてみましょう!

それでは、良いintestinesライフを!