賽助 「はるなつふゆと七福神」を読んだ感想
- 2019.01.18
- 読書

どーも!がり屋です!
今回は「はるなつふゆと七福神」という小説の紹介と読んだ感想を書いていきます。
僕がこの小説を読んだきっかけは、妻が著者のファンで、この小説をしつこくおすすめしてきたからです。
「仕方ない。読むかぁ。」という気持ちで本書を手に取ったのですが、開いて4ページ目でハマり、あっという間に読み終えてしまいました。
そんな本書の魅力を少しでもお伝えできたらなと思います。
はるなつふゆと七福神
今回読んだ小説はこちらです。
はるなつふゆと七福神 |
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本書は『本のサナギ賞』の優秀賞作品であります。
『本のサナギ賞』とは現役書店員が、「世に出したい」と期待を込める作品
<本のサナギ>を見出し、書店、著者、出版社が一丸となり、
ベストセラー<本のチョウ>を目指すエンタメ小説新人賞です。
著者の紹介
著者は『賽助(さいすけ)』
1979年生まれ、埼玉県さいたま市育ち。
劇団員の経歴があり、現在は『暁天(ぎょうてん)』という和太鼓パフォーマンスグループに所属しています。
本作がデビュー作品となります。
実は賽助さん、『三人称』というゲーム実況者グループの一員でもあるんですね。
三人称の中では『鉄塔』という名前で活動しています。
物語の紹介
「はるなつふゆと七福神」は、ヒロインである『榛名都冬(はるなつふゆ)』
のもとに七福神の『福禄寿』と『寿老人』が現れ、お互いの願いを叶えるために奮闘する物語です。
七福神や「元」七福神も登場し、それぞれの性格までわかるようにしっかりとキャラクター像が描かれているので読んでいて全然飽きないです。
ヒロインと七福神の掛け合いも「なるほど!」と思うところもあり、楽しめます。
僕が好きなところはヒロインの名前『はるなつふゆ』です。
「秋」が無いですよね。
「あき」がない。
あきない。
飽きない。飽きない女。
その文を読んだ瞬間「なんだこの面白さは!」ってなりましたもん(笑)
背景
著者は毎年、家族で「七福神巡り」をしており、七福神巡りをしている中で七福神の格差を感じたのが、この物語を書くきっかけとなったようです。
七福神巡りとは
年の初め、七福神が祀られた寺社を参拝し、御朱印を頂くことで一年間のご利益を授かろうというもので、簡単に言えばスタンプラリーみたいなものです。
引用元:「はるなつふゆと七福神」 あとがき
七福神の歴史を知り、その場の風景を想像する中で面白さに気づき、七福神の魅力(可笑しさ)を伝えたいという著者の想いが形となった作品です。
感想
簡潔に感想を述べますと、
最高です。
まず冒頭の登場人物紹介でハマりましたね。
七福神について学べて楽しいし。
七福神が実在したらこんなキャラなんだろうなと思えて楽しいし。
イラストも最高だし。
この小説を読んで初めて知ったんですが、七福神はメンバーの入れ替えがあったんですよ。
AKB総選挙みたいに。
神セブンですよ!本物の、神セブン。
めちゃめちゃ面白いですよね。
ただ、物語の流れで言うと、終盤にアクション映画っぽくなる場面があるのがイマイチでしたね。(偉そうにすみません。)
最後までほんわかした雰囲気で終えてほしかったです。(本当に偉そうですみません。)
しかしキャラ設定は本当に面白いです。
何度も言いますが、七福神が喋ったらこんな感じなんだろうなって、設定が的確なんですよ。
小説を読んだことがない人にもデビュー作としてよんで頂きたいですね。
最後に
神話に興味がある人には是非読んで頂きたい!
この作品を読んで、みなさんも七福神の面白さを感じてもらえたらなと思います。
以上で、『はるなつふゆと七福神』の書評になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうごさいます。
では、良いノーベルライフを。
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